我が国の林業並びに製材業、木造建築産業、その他林産業は人口減少や経済の停滞による国内木造建築着工戸数の下落や木材需要の低迷に直面しています。企業にとっては国内の需要拡大に加え、海外事業の展開や販路開拓は喫緊の課題であります。

 このような状況を打開するため、日本政府は、輸出促進政策として木材製品の輸出拡大に向けた取組みを進めており、林産物輸出額は2023年度の621億円から2025年までに718億円、2030年までに1,660億円に拡大する方針としています。輸出拡大のためには、丸太中心の輸出から、製材や合板等の付加価値の高い木材製品の輸出促進が重要と考えられており、スギやヒノキを利用した部材、製品並びに快適で健康的、エコ的である高性能、高品質な日本の木造住宅は世界的に注目を集めておりビジネスのポテンシャルは高いと考えられます。

 上記の政府方針を踏まえ弊社は、輸出先国・地域において我が国から輸出される木材製品について調査し、課題解決にむけた活動を実施してきました。そのなかで、木材製品の梱包が他国の製材工場や流通業より劣っている点が見られることが分かり、日本産及び日本製木材製品輸出の価値向上の一助となる梱包資材の開発が、輸出促進にむけた取組みとして重要であると考えました。

こうした考えを基に、我々は2024年(令和6年)5月21日に「ランバーラップジャパン合同会社」を設立し、木材製品輸出に取組む林産業関係者向けに木材流通用梱包資材の販売や規格開発の取組みを開始しました。弊社は、梱包資材を通して海外市場における日本産及び日本製木材製品輸出の価値向上、海外における日本の木材製品及び木造建築の普及を目指し、木材製品輸出の拡大に寄与することを目的としています。

会社名:ランバーラップジャパン合同会社
代 表:瓦谷 知則
設 立:2024年5月
資本金:1,000,000円
従業員:1名
本 社:東京都世田谷区